人間は皆、自分のことを考えるもんですが、自分のこと「しか」考えない人が何と多いことか、
と感じます。
というのは、この30年、名刺交換した人には、必ずと言っていいくらい、
毎日のように手書きの「お便り」を出してますが(うちの社員に聞いてみて下さい。
毎日のように、お便り書いてますから)
まぁそうですねぇ、八割~九割の人は「無しのつぶて」ですね。
つまり、返事が来ない。
信じられますか?
自分の価値観では考えられないことです。
この10年近くは、お便りと、うちのルイボスティーも(3000円相当の商品)
人によっては「商品の自己紹介」として贈ってますが、
届きました、の返事が無い人も、ままあるんですよね。
社交辞令でも、返事くらいするでしょ?
字が下手でも、お便りくれた相手が自分より年上なら、手書きで返事するし、
年下でもメール返信くらいするのが正常な感覚やと思うんだけどねぇ。
まぁ、ワシは一種の「リトマス試験紙」的に、感覚として判断材料にしてます。
お便りした相手を、現段階では、こういう感覚の人なんやなぁ、と。
何の為に名刺交換するのかねぇ?
返事もせんのやったら、
名刺なんて持たなきゃいいのにねぇ(笑)
そういう立ち居振舞いが、全部、無意識に「出る」んですよ。
仕事に、人間関係に。
そして将来の運命に影響すると思うんだけどねぇ。
うちの今年、平成28年のスローガン(毎年、一年間毎朝唱和してます)は、
一、一流とは隅々にまで、 行き届いていること!
一、ちゃんとする!
一、キチンとする!
一、至れり尽くせりを心懸 ける!
なんです。
人間として当たり前のことですが、頭では分かっていることでしょうが、
徹底となると、中々出来てないもんと違いますかねぇ。
「徹することは美しい」と、昔、うちの社員達に話しましたが(壁にも貼って)、
このメッセージを読んでくれている皆さん、徹してますか?!
「徹美」(てつび)という言葉があるんですね。
決めたら、徹しましょう。
何?決めれない。
じゃあ、もう一段上の決断をしたらええのです。
全ての人生判断は、自分がどんな人生を歩みたいかを決断するところから始まると思うんです。
先が見えない世の中ですが、あなたが「こうしたい!」と決めたら、
霧が少しずつ晴れて来るように「見えて」来るんですよ。ほんまに。
見えないから決めれないんじゃなく、
決めるから、見えて来るんです。
おまはんは、どんな生き方したいのか?
どんな仕事やったら、ええのんか?
どんなお客さんが、ええのんか?
どんな社員が、ええのんか?
どんな人が友達にしたいんか?
何ぼ年間稼ぎたいのか?
また、その理由は、ちゃんと説得力ある説明が出来るのか?
何がほしいん?
その理由は?
ぜぇ~んぶ、決めたらええのに。
決めるのに金は、たちまち必要無いでぇ。
ワシは何で、名刺交換した人に、手書きのお便りを、ずっと続けてるか?
それは経営者としての仕事と捉えている一面もありますが、やっぱり一期一会の心境からかなぁ。
商売始めた頃は、新たな出会いが、ほんまに有り難いなぁという心境で、お便りしてたのが習慣になったんやと思います。
そういう感覚からか、新規のお客さんには、必ず社長名で直筆のお礼のハガキを欠かさず書いてます。
だから、一気に新規客を取らない仕組みにしました。
一度に百人も新規客来たら、手書きのハガキ書けないしね(笑)
結果、着実にお客さんを積み重ねる「額の経営」が出来るようになりました。
額、分かりますか?
文字を分解したら分かりますよ。
お「客」を「頁」(ページ)にする、という意味です。
着実にお客さんを積み重ねて歩むんです。
約20年間で一万人になりました。
年間約500人になります。(10000人÷20年)
うちは年間営業日数が、
240日やから、毎日新規客が二人はある勘定になります。
だから、直筆ハガキが書けます。一日二人くらいですから。
この1万人のお客さんに、新規商品で、年間一人当たり10000円の粗利額をプラスしたいと三方良しの施策をチャレンジしています。
1万人×10000円=一億円の粗利額アップです。
わずか7人の会社で。
夢が拡がりますねぇ。
商売やってる皆さん、
額の経営をしましょう。
そういう観点で自分の仕事を考えたら、概念整理が出来て来ますよ。
自分勝手には必然的に、
ならないようになりますよ。
三方良しの仕事が構築出来ますよ。
ほんまですから。