多くの社長が言うてます。
「全社一丸体制」と。
どういう真相心理で、この言葉を言うてるのか?が、問題なんです。
社長の為の全社一丸じゃ、いかんのです。
社員は社長の野心の片棒を担いでるんじゃないんだから。
全ての「社員」の成長、会社の発展の為の全社一丸でないと。
そこに「統一ある発展」が生じて来るんです。
社員研修に時間とお金を掛けている会社も多いけど、「業務をちゃんとやってもらいたい」だけの気持ちで社員研修をやってる会社が多いように感じます。
社員に人生の視野を拡げてほしいという願い。
教養を身に付けてほしいという願い。
仕事の技術を磨き続けてほしいという願い。
そういう社長の心底からの念(おも)いを持っていて、実行している人が、単なる社長ではなく、経営者なんです。
また、社長自身が「ええ格好しい」の人が多いのも、残念に思う。
自分が「ええ目」したいんなら社員にも人並みの「ええ目」させてやらんと、信頼なんて持たれるはずがないのに。
だから、せっかくええ素質持っとる社員が辞めるのよ。
身に覚えのある社長!
「そこ」なんやで。
また、そういう社長に多いのが、勉強嫌いなんよなぁ。
自分の仕事に直結するようなことでもない限り、勉強に銭使わんのよなぁ。
ケチ臭いそろばん弾く癖が付いてるんよなぁ。
そういうのを「風(ふ)が悪い」と言うのです。
一応、社長やっとんなら、風が悪いことせんとってよなぁ。
社員が、或いは自身の家族がガッカリするでぇ。
身に覚えのある社長さん!
改めて下さい、ほんまに。
仕事に直結しないと思われる勉強を継続していると、ヒントが生まれたり、人脈を作るキッカケが出来たりするもんなんです。
自分を含め、身近な少数の友人達の行動を観察しててそう確信出来るんです。
そして、もう一つ。
過去に自社の経営の指針書を作ったことがあるんなら、何で、その経営指針書を常にチェックして、指針書に近付いているかどうかを検証せんのかなぁ?
最良のコンサルタントは、自分がトコトン掘り下げた経営指針書なのに。
それを疎かにしてる心境がワシは考えられんと言うか、信じられんわなぁ。
常に現在の状況が指針書から外れてないか、進んでいるか、自己チェックせな。
また、仕事とは違う勉強に興味を抱いて、時間とお金を使わな。
人脈を作るキッカケ作りに動かな。
いかんのじゃないの?
と「誰かさん」を見てて思った一週間でした。