講演とか、セミナーとか、研修とか、如何に感激しても、その時は一応『決心』をするのだが、一旦その場を去れば、多くの人はたちまちに忘れてしまって、その感激は永続きしないものになる。
つまり、単に受身の状態で生じた感激というものは、決して永続きしないものであるからだ。
永続きしないものは決して真の力にならない。
人間の信念・覚悟というものは、持続しないと本物ではなく、真に世の為人の為には成り得ないのである。
受けた感激を持続するには、自分が天から受けた力を出し尽くす以外にないのである。
ローソクが全てを燃やし尽くすことによって初めて、その作られた意味を果たせるように、人間も自分の天から受けた力を生涯掛けて燃やし尽くす。出し切るところに意味を果たすのである。
そのために、まず偉人の考え方を学び、その偉人が何故そのような一生を歩んだのかを突き止めることが、実は自分の志・決心を打ち建てることにつながるのである。