一般的には、人間の生きる目的は『幸せになるため』と言われている。
では、問う。あなたの言う『幸せ』とは何ぞや?
もっと具体的に言うてくれ、と。
お金ですか?物ですか?
家族ですか?子供の生き生きとした人生ですか?
心の友ですか?
自分の本当にやりたいことは何ですか?
それが手に入れば、それでどうするんですか?
そのことを時には自問自答して自分の心の本質に素直に耳を傾けて、じっくり聴いてみてほしいのです。
二つの耳でなく、十四の耳に心で。(聞くではなく、聴くは、十四の耳に心と書きます)そうすると、やがて気付くと思います。
いずれ寿命を迎えて『あの世』に行きます。
その時に持って行けるものは『自分が生きた生き様・人格・教養』しかないんだと。
金や物を一所懸命努力して残しても、相続税で半分持って行かれます。
何しよるんやら?ですね。
昨夜、魂友(こんゆう)と話ししてて『これやなぁ!』と腑に落ちたことがあるのです。
我々経営者は、心底から打ち建てた魂の叫びにも似た『経営理念・経営目的』の飽くなき追求に全身全霊を懸けることが、何とも言えない充実感を味わえるなぁと。
勿論この理念・目的の内容が問われます。自分余勝(よが)りでないか、周囲のしあわせに繋がるのか否か。
勤め人(いわゆる社長じゃない人)も、勤めていない人も同じである。
自分の心底から打ち建てた魂の叫びにも似た自分の人生の『理念・目的』の無い人は、『しあわせ』には成れないのではと。
と言っても、大げさなものじゃないのです。
自分は、どんな人生を歩みたいのか!
どんな人と共に歩みたいのか!
どんな家庭を築きたいのか!
それはワクワク胸踊るものなのか!
を考える習慣を持ってほしいという親心(社員に対しては)です。
月に一度くらいは自分の人生の理念・目的をトコトン見つめてみてはどうだろうか?
自分の人生を充実させるために。
それに邁進している状態、姿が『しあわせ』(以前のメッセージで説きましたね、「幸せ」と「仕合わせ」の違いを)なんじゃないかと思うのです。
『人生に何を求めるか』をハッキリさせましょう。
それが、充実した豊かな人生を歩むための重要な第一歩になるのです。
僕の好きな珈琲倶楽部で、マンデリンフレンチローストを飲みながら、このメッセージを打っています。(5/3)
長々と読んでくれて感謝します。